NISAやインデックス投資に興味を持つのはいいことだと思います。ウダウダ考えるより先に行動っていう考え方も好きです。
- NISAでインデックス投資はやめとくべき人
- NISAでインデックス投資をしない場合の代替案
- NISAでインデックス投資がおすすめな人(+職業)
インデックス投資が向いていない人は、お得なNISAという制度を活用しても失敗する可能性が高いです。
インデックス投資はぼくもおすすめしておりますが、やはり相性によっては不向きな人もいます。
この記事を「自分はインデックス投資はやめとくべきか」について考える判断材料としてお役立てください。
記事後半にはインデックス投資とめちゃくちゃ相性のいい職業についても解説しているので、そちらもお見逃しなく。
NISAでインデックス投資「やめとけ」と感じる人の特徴7選
- 短期間で結果を出したい人
- 投資をギャンブル(楽しいこと)として取り組みたい人
- 定期的な配当金を目的にしているひと
- 株主優待や株主総会への出席を狙っている人
- 一時的でも大きな損をする可能性に耐えられない人
- デイトレードをするつもりの人
- 投資の知識があり、積極的にポートフォリオを管理したい人
短期間で結果を出したい人
僅かな期間で大きな資産を築きたいと思っている人は、インデックス投資を選ぶの間違いです。
なぜなら……
インデックス投資は株式市場の長期的な成長にのっかる投資だから
投資の目的と投資手法が合致していないことは一目瞭然。
短期間で大儲けをしたいなら、それ相応のリスクが伴います。
そのリスクをとってでも短期で大儲けをしたいのであれば、やるべきなのはインデックス投資ではなく……
- デイトレード
- FX
- 仮想通貨
などです。
投資をギャンブル(楽しいこと)として取り組みたい人
資産形成ではなく賭け事の一種として投資をやるつもりなら、インデックス投資はおすすめできません。
なぜなら……
インデックス投資は「つまらない投資」だから
山崎元さんと水瀬ケンイチさんの著書「ほったらかし投資術」ではインデックス投資のことを取り扱っています。
過去にインデックス投資で特に大きなリターンを出した人は……
- 投資していたことを忘れていた人
- 投資したあと亡くなっていた人
嘘かホントか上記のような人が挙げられることもあるくらいです。
それくらいインデックス投資は、みなさんの思い描く「ザ・投資」のイメージとはかけ離れています。
以上のことから、投資をギャンブル的な意味合いで始めるつもりの人とインデックス投資は、相性が悪いです。
定期的な配当金を目的にしているひと
投資の目的が自分年金ともいうべき配当金なのであれば、インデックス投資はミスマッチとなります。
なぜなら……
インデックス投資の投資先からは、基本的に配当金は出ないから
この場合、配当金ではなく分配金という言葉が適当ですが、枝葉の部分なので配当金で話を進めますね。
さて、インデックス投資で購入することになる投資信託の場合、発生した利益は自動で再投資されます。
一応、一部の投資信託では利益を株主に払い出しているものもあります。
ですので配当金目当てにインデックス投資をすることは一応可能。
しかし個人的にはNISAの枠でそういった投資商品をメインに購入していくのはちょっと気が進みません。
どうせ配当金目当てで投資をするつもりなら「高配当株投資」のほうがおすすめですよ。
(ぼくはNISAではやるつもりありませんけど)
株主優待や株主総会への出席を狙っている人
ちょっとレアケースかもですが、株主優待や株主総会を目当てに投資するつもりの人は、個別株をやるべきです。
なぜなら……
インデックス投資にそのような特典はないから
インデックス投資は個別の株式に投資するものではありません。
つまり個別の企業のオーナー(株主)になることもないんです。
ちなみに株主になるためには……
単元株(100株)以上の保有が条件が基本
です。
ちなみにちなみに、企業によっては100株以下でも株主優待を提供していることもあります。
さておきインデックス投資では企業の株主にはなれませんので、個別株への投資を検討してください。
一時的でも大きな損をする可能性に耐えられない人
投資した資産が暴落して半分の価値になるかもしれない、ということが受け入れられない人は投資自体やめたほうがいいでしょう。
なぜなら……
王道の投資と言われるインデックス投資も暴落には勝てないから
株式市場は約10年ほどのサイクルで大暴落を経験してきました。たとえば……
- ブラック・マンデー(1987年)
- ITバブルの崩壊(2000年)
- リーマン・ショック(2008年)
- コロナショック(2020年)
インデックス投資は長期投資が前提の投資。10年20年と運用期間を設けることになります。
ですので運用中に少なくとも1回は、暴落で資産が半分になることを覚悟しておかなければなりません。
その間「このまま市場が回復しなかったらどうしよう……」という不安にさいなまれ続けることになるでしょう。
ただ暴落を繰り返しているということは……
同じように景気回復も繰り返しているということ
「次にまた暴落が起きてもすぐにまた持ち直すだろう」
もしこの予測に自信が持てず投資に挫折するかもと思うなら、素直に投資とは違う道で資産形成しましょう。
デイトレードをするつもりの人
デイトレードこそ投資と思っている人は、インデックス投資では思ったような投資ができません。
なぜなら……
インデックス投資で買う投資信託は1日に1度しか基準価格が変わらないから
個別の株式やETFといった商品は、リアルタイムで値段が変動し、いつでも取引ができます。
しかし投資信託にはそのような取引方法はありません。
以上のような特徴から、投資信託はデイトレードには適さない商品となります。
(そもそもの話、インデックス投資とデイトレードって投資手法が異なりますからね)
下記のような人はデイトレードの適性があるかもしれません……
- 市場の変動を常にチェックできる環境がある人
- 投資用の余剰資金が十分にある人
- ライバルたちの行動が先読みできる人
しかしこのブログは30代サラリーマン(女性含む)向け。
それを読んでいる人は基本的に上記の特徴を持った人には当てはまらない認識です。
ですので自信をもって皆さんにデイトレードはおすすめしません、と言っておきます。
投資の知識があり、積極的にポートフォリオを管理したい人
投資に詳しくて「この企業が数年後に絶対成長する!」という分析も得意なら、インデックス投資より効率的な投資手法を選ぶべきです。
なぜなら……
インデックス投資に企業分析はほぼ必要ないから
インデックス投資は個別の企業への投資ではなく、市場全体への投資。
「この企業は成長しそう」とか「この企業は業績どんどん悪化しそう」みたな分析はプロがやってくれます。
インデックス投資の弱点は、市場の平均値よりも大きなリターンが得られないこと。
もし優れた投資知識があれば……
より成長する個別の企業だけに投資が可能
短期では難しいものの2~3年後くらいに成長するであろう企業の分析なら、不可能ではないですからね。
繰り返しになりますが、もし投資の知識や企業分析に自信があるなら、インデックス投資は満足度の低い投資手法に感じてしまうかもしれません。
NISAでインデックス投資をやらない場合、他になにをやるのがおすすめ?
インデックス投資をやらない、というのも間違った選択ではありません。いいと思います。
そんなあなたにぼくが提案できる代替案は下記の2つ……
- 高配当株投資
- 自己投資
他の代替案もあるにはありますが、リスクの高いものばかりなので省きました。
まず配当金で日々の生活を豊かにしたいと考えているのであれば、高配当株投資はおすすめな投資です。
高配当株投資の主な特徴……
- 定期的なインカムゲイン(収入)が得られる
- 元本つみたてが配当金増加にもつながるので継続しやすい
- 売却のことを考える必要性が薄い
- NISAの枠でも運用できる(配当金が非課税!)
インデックス投資が日々の豊かさにつながらないと感じた人は、高配当株投資は検討の余地があります。
利益が再投資されるインデックス投資では、生活が豊かになる実感が薄め。
今の暮らしをよりグレードアップさせるために投資をするなら、高配当株投資のほうが続けやすいと思いますよ。
2つ目の代替案は、自己への投資です。
自己投資で得られるもの……
- 収入アップするためのスキルや資格
- 働き方や人付き合いの選択肢
- 自信
自身の能力アップにお金を投じる行為は、投資と同様に価値があります。
スキルや資格取得の上で転職すれば年収100万円アップも現実的に目指せます(事実ぼくでもできましたから)
人生の選択肢を知らぬ間に狭めているコンプレックスの解消に投資するのもおすすめ。
見た目のコンプレックスが解消すれば、人と対面で話す仕事などは特にうまくいきやすくなるでしょうね。
上記のような自己投資が、結果として自信につながることもおすすめのポイント。
ぼくは30代で年収300万円(しかも貯金ほぼゼロ)ということに、コンプレックスを感じていました。
そういったことに取り組めた理由の1つが「自信」
収入アップにつながらないような……
- 筋トレ
- 脱毛
- 歯の矯正
といった自己投資も、自信につながるならやって損はありません。
きっと巡り巡ってあなたの資産増につながると思いますよ。
NISAでインデックス投資がおすすめな人
ここまで記事を読まれた人の中には、同じ疑問を持った方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで、NISAでインデックス投資をやるのがおすすめな人を下記にまとめました、
- 投資に時間をかけたくない人
- 資産形成を長期で行うことができる人
- 低コストで資産運用したい人
- 安定したリターンを求める人
- 投資の知識に自信がない人
- 大きなリスクを背負うのは避けたい人
- 毎日の値動きストレスに怯えたくない人
実はこれらのタイプ、ある職業の人に多い傾向があります。
その職業と言うのは――サラリーマンです。
つまりサラリーマンは、NISA×インデックス投資と相性のいい職業である、
と少なくともぼくは確信しています。
ざっくりサラリーマンがNISAでインデックス投資をやるべき理由……
インデックス投資のストレスと上手に付き合いやすく、無理なつみたて設定もしづらいので長期の運用が安定しやすい
サラリーマンの人で今後資産形成をがんばっていきたい人は、インデックス投資は検討する価値があるでしょう。
もちろん先ほどのインデックス投資がおすすめな人に当てはまる項目があった方も、下調べから始めてみてください。
NISAでインデックス投資は「やめとけ」と感じる人の特徴|まとめ
ここまで明日の幸せを科学する駄文にお付き合いいただき、ありがとうございました。
最後に、今回の重要ポイントをプレイバック。
NISAでインデックス投資「やめとけ」と感じる人の特徴7選……
- 短期間で結果を出したい人
- 投資をギャンブル(楽しいこと)として取り組みたい人
- 定期的な配当金を目的にしているひと
- 株主優待や株主総会への出席を狙っている人
- 一時的でも大きな損をする可能性に耐えられない人
- デイトレードをするつもりの人
- 投資の知識があり、積極的にポートフォリオを管理したい人
王道の投資と言われることもあるインデックス投資。
しかしインデックス投資と相性が悪く、失敗する可能性が高いタイプの人は、こんなにたくさんいるんです。
自分の投資の目的と投資手法がマッチしているかどうか、
大事なお金をかけることなので、事前にしっかり確認しておきたいところですね。
それではまた!
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